遺言に関するQ&A
『遺言』という言葉は縁起の悪いものとして捉えられがちですが、
決してそんな事はありません。
現代では若いうちから自分の身にもしものことがあった時の行動を、
家族や周りの人間に教えるために遺言という形で意思を残している方はたくさんいます。
みなさん後ろ向きな気持ちではなくて、逆に前向きな形でこれを捉えているのです。
それはあなたの大切な家族を守るもの。
遺言の大切さを知ってくださると嬉しい限りです。
また、遺言書の方式や効力もご紹介しています。
せっかく残した遺言も、形式などの問題から効力を失ってしまうことがあるのです。
あなたも是非、家族や周りの人間のために遺言書を作成してみましょう!
今すぐに遺言書の作成が必要な方、
専門家の知識が必要な方は下記のボタンから直接お問い合わせください。
遺言関連Q&A一覧
正しく遺言を遺す為には
筆跡の不安定、誤字脱字の多い遺言書。無効になりますか?
要件さえ満たされていれば無効にはなりません。
自筆証明遺言
夫が遺したメモ書きのような遺言。有効になるの?
方式に従っていれば「自筆証明遺言」として有効です。
公正証書遺言
喋ることもままならないほど弱った父が作成した公正証書遺言。有効なの?
お父様の真意に基づくものであれば有効です。
自筆証明遺言と公正証書遺言の違い
自筆証明遺言と公正証書遺言の違いとは?
様々な面で大きな違いがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
遺言による相続分変更
再婚した父が、後妻に遺産の3分の2を相続させる遺言を残しました。私の相続分は?
遺留分を侵害していない限りお父様の遺言は有効です。
遺言の撤回
父が不倫相手に遺した遺言。しかし家族は手切れ金を払ったと聞かされていました。
お父様が遺贈の取り消しを望んでいたのであれば無効になります。
遺言の偽造
父の遺言書は、実は母と姉が父の印を押したものでした。遺言書は有効ですか?
無効です。偽造した理由によっては刑罰の対象になることもあります。
遺言書と異なる分割
父の遺した遺言とは違う分割を行いたいが、可能でしょうか?
遺言による相続人に第三者が含まれていない場合、相続人全員の同意があれば可能です。
子供に生活資金を確保する
障害を持った子供がいますが、私以外に身寄りがありません。私の死後、子供の生活を保証するためには?
信託銀行などによる財産の信託をおすすめします。
成年後見人の指定
私が亡くなったあと、他に身内のいない認知症の妻が心配です。
遺言で成年後見人を選任することをおすすめします。
孫に相続させたい
孫に全財産を相続させたいが可能でしょうか?
相続ではなく遺贈とするのがおすすめですが、他の遺留分が発生する相続人も考慮する必要があります。
死亡保険金受取人の変更
父が遺した遺言に、死亡保険金の受取人を変更するとありましたが有効でしょうか?
遺言書が法律上有効なものであれば有効です。
遺言の必要性
たいした財産もないので遺言は必要ないと思っていましたが、作成する必要はありますか?
遺された家族のことを想うのであれば作成しましょう。
遺言書作成の時期
遺言書はいつごろ作成するべきですか?
15歳以上ならいつでも作成できます。事故や病気に会う前に、元気で正しい判断が行えるうちに作成することがおすすめです。
子供達の分割を変更したい
お金がかかって育った姉と、お金がかからないで育った弟。弟に多く相続させたい。
姉の遺留分を考慮する必要があります。
公正証書遺言の作成方法
公正証書遺言を作成したいが、方法と費用が知りたい。
公証役場にて作成しますが、公正役場へ行く前に専門家にアドバイスをもらうことをおすすめします。
夫婦相互遺言とは
私たち夫婦は子供がいませんが、どちらかがなくなった場合は遺された方に全てを相続させたい。
夫婦相互遺言の作成をおすすめします。